小型ビニールハウスで農業実験するブログ。

小型ビニールハウスによる「小さな農業」を応援すべく、農業資材や野菜品種を試して情報発信します。

2024年3月のブログ記事

  • トマト接木、リサイクル台木を利用。

    2月播種分のトマト(TY秀福/カネコ種苗)の生育遅れ分(最終)を接木しました。 最初の接木の際、切り落とした台木(強健)の上部を挿木し、発根させた物に接いでいます。 台木は本葉の付け根を利用していますね。 この方法は高接木を行う際にも使えます。 さて、TY秀福の接木はひと段落しました。 若苗定植型... 続きをみる

  • トマトの接木: 穂木胚軸の切り離し。

    本日はトマト(TY秀福/カネコ種苗)の穂木胚軸の切り離しを行いました。 と言っても、生育が揃わず、接木した日がバラバラなので、最初に接いだ30株のみですが。 呼び接ぎの場合、筆者は8日目で穂木胚軸(接合部より下)をペンチで潰します。 胚軸を潰し、栄養と水分の吸収を自根→台木へと切り替えるように促し... 続きをみる

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  • 続・4月への準備、進行中。

    4月への準備は着々と続いています。 主に育苗ですね…。 まず、4月定植の先陣はこの2品目でしょう。 左) ミニ白菜、舞の海(トキタ種苗)。 右) ブロッコリー、おはよう(サカタのタネ)。 いずれも、種が余っていたから蒔いた感じ。 白菜はまだ余っているので、キュウリ裏作で再挑戦する予定。 現在育苗中... 続きをみる

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  • 4月への準備、進行中。

    もうすぐ4月、野菜の種蒔き、定植、一気に忙しくなります。 まずは、ビニールハウス横の露地スペースを起耕しましょう。 この部分は7坪くらいですが、昨年の白菜収穫後に堆肥とマリーゴールドの残債をすき込んでいます。 今回は排水改善用の砂と、少量の苦土石灰を混ぜていきます。 3月にしては気温が高く、すぐに... 続きをみる

  • 白菜の菜花、調理方法を考える。

    今回の白菜失敗の副産物、白菜の菜花ですが、どんな調理方法が最も美味いのか。 最強と言われているのが天ぷらですが、この食材は他のアブラナ科野菜の菜花と比べても癖が無く、甘みが強い特徴を活かせないものか。 そこで試したのがトマトパスタとの合体です。 このパスタに使用しているトマトは、2023年に収穫し... 続きをみる

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  • トマト育苗、生育の早い個体を接木。

    数日前、トマト(TY秀福 / カネコ種苗)の生育がバラついている事を記事にしました。 その後、接木のタイミングで迷っていたのですが、本日(3/16)生育の早い個体を30株程接木しました。 トマトの接木方法は複数ありますが、筆者は5年くらい前から「呼び接ぎ」を採用しています。 呼び接ぎは、台木、穂木... 続きをみる

  • ブロッコリー(初夏獲り用)を播種。

    2024年の農業関連の大きな話題として、ブロッコリーの指定野菜への追加(2026年〜)が決定された事が挙げられるでしょう。 しかしながら、当地域での関心は薄いようで、「指定野菜になっても補償とか受けられるのは大産地だけだろ?」、「俺らは何も変わらん」みたいな反応でしたね。 でも、考えてみて下さい。... 続きをみる

  • 白菜の菜花を販売。

    トウ立ちしたミニ白菜、言い換えれば失敗作なのですが、とりあえず販売する事にしました。 転んでもただでは起きない、ってやつですね。 1袋200gだと物足りない気もしたので、今回は220gにしました。 とりあえず、今回は元の部分のみですが、蕾が腐った個体も相当数ありました。 昼間の高温や水滴の付着など... 続きをみる

  • 白菜の菜花を収穫→試食。

    栽培中のミニ白菜(舞の海/トキタ種苗)のトウ立ちが始まり、ほぼ全ての個体で結球が望めない状態になりました。 また、蕾が開いてきたので、そろそろ収穫しようと思いました。 菜花系は花が咲いてしまうと、苦味が強く出る傾向にあるので。 今回は株ごと収穫したのですが、内部の節間が伸びていますね。 その部分か... 続きをみる

  • トマト育苗、TY秀福の経過。

    2024年のトマトは、生育がかなりバラついております。 それも台木、穂木、両方なのですよ。 原因は覆土の厚さ、灌水量、地温、種、複数考えられますが、筆者としては原因究明に時間と労力を割くより、今後どうするか?を考える方がラクですね。 実は昨年(2023年)だと、ちょうど今日、接木を行っているのです... 続きをみる

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  • ミニ白菜、トウ立ちを確認。

    結球を開始したミニ白菜ですが、液肥による追肥の間隔を詰めて追い上げています。 もう少し内側から葉が詰まってくれないと、売り物にはならんですね。 このまま、無事に結球してくれる事を祈ります。 しかしながら、残念な事にトウ立ちが確定した個体が散見されるようになりました。 (写真の個体は中央に蕾が出現し... 続きをみる

  • アブラムシと戦う農薬、現在の主力は?

    2024年がこれまでと違うのは、アブラムシが原因で出荷できない個体が無かった事。 筆者は毎年、冬でもアブラムシに悩まされており、今回は薬剤防除を重点的に行なった結果、完封するに至ったのでしょう。 2024年から導入したのが、写真のトランスフォームフロアブル。 成分のスルホキサフロルは、作用だけ見る... 続きをみる

  • キュウリ前哨戦: チンゲンサイを定植した。

    1月31日播種のチンゲンサイ、冬大賞(武蔵野種苗園)の苗が丁度良い大きさになったので、定植しました。 この時期だと生育が遅いので、128穴ではなく、72穴トレイの方が良さそうです。 温床育苗なので、生育はスムーズでした。 1回、亜リン酸入り肥料(トミーネクサス046)を使用しているので、苗質に影響... 続きをみる

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  • ミニ白菜が結球開始、液肥で追い上げる。

    昨年11月播種、今年の1月定植のミニ白菜(舞の海/トキタ種苗)ですが、結球開始期に入ったようです。 娃々菜(わわさい/トキタ種苗)やタイニーシュシュ(サカタのタネ)であれば、もうすぐ収穫しても良い感じだと思うのですが、舞の海は1kg前後を狙うので、あと1ヶ月近くかかるかも。 また、3条植え(株間2... 続きをみる