小型ビニールハウスで農業実験するブログ。

現状では自身の農業実験を記録→公開するに留まり、結果として一方的に発信するだけのブログになっている。

三陸つぼみな、収穫開始。

今日は三陸つぼみ菜ですね。

実は、5年くらい前に試した(←大失敗)際の余った種で苗を作り、その販売した売れ残りを定植して放置プレイする事2ヶ月くらい…。




とりあえず主茎を摘芯し、脇芽も食えそうなモノを収穫。

筆者はこのタイプの作物は苦手ですが、今まで一番出来が良い気がするのですね…(来年以降やるつもりはありませんが)。


そして食味は…、独特の苦味があって、通好みな感じ(山菜とか好きな人向け?)。

まぁ、葉物で苦いって事は、硝酸態窒素をたっぷり含んでいるのでしょう。

また、茎の太い部分は甘いものの、モコモコした食感で好みが分かれると思います。


食えない事はないけど、(消費者目線では)ほうれん草やチンゲンサイを差し置いて選ぶような作物ではないと思います。

チンゲンサイ定植、今回は自家消費分のみ?

いつ種を蒔いたか覚えていないチンゲンサイの苗ですが、手頃な大きさになったので定植しました。




128穴トレイで右の3列が冬大賞(武蔵野種苗園)、残りは青帝(サカタのタネ)。

前年までの余った種の消化と、例の育苗ほうれん草失敗に備えた保険を兼ねて、とりあえず蒔いておいた感じ。




定植はいつもの作業小屋ミニハウスに、ビニールトンネルで保温するスタイル。

でも、青帝の方は凍害で軸割れ→腐敗しやすいので、まともに収穫できるか微妙です。


ちなみにチンゲンサイは金にならないので、今後全廃止してほうれん草に切り替えるつもりではあったのですが…。

いつもの時期に無いと何故か食いたくなるもので、習慣と言うのは改めて恐ろしいと思いました。

ほうれん草のケナガコナダニ。

ほうれん草の重要害虫として防除に苦戦する事が多いケナガコナダニですが、筆者の雪美菜02(雪印種苗)でも被害を確認しました。




パッと見た感じ、何事も無いように思えるのですが、




葉に小さな穴が空いたり、奇形が生じたりする個体が散見されます…。

この雪美菜02は育苗→定植と言う非スタンダードな栽培方法を採用した為、慣行に比べフォース粒剤を使用しておらず、2〜4葉期にも薬剤散布を行なっていないのですね…。



ケナガコナダニの登録農薬では、モベントフロアブルを1回使用してはいるのですが、被害が見えてからでは手遅れです。

今回は育苗→定植スタイルのほうれん草で失敗しているので、今後は直蒔きしかやらないですが、ケナガコナダニの防除は定石通り2葉期と4葉期に1回ずつ行なった方が良い。



後続のブレード10(武蔵野種苗園)はもうすぐ2葉期なので、そろそろモベントフロアブルかディアナSCで叩いておこうと思います。