小型ビニールハウスで農業実験するブログ。

小型ビニールハウスによる「小さな農業」を応援すべく、農業資材や野菜品種を試して情報発信します。

育苗のブログ記事

育苗(ムラゴンブログ全体)
  • 馬鈴薯の育苗失敗、急遽定植へ。

    以前の記事で紹介した種芋をポット育苗していたのですが、今年は育苗の失敗が確実視される状況になりました。 発芽揃いが悪いと言うか、芽が出ていない個体の方が多いのです。 キタカムイはまだマシなのですが、ピルカの方は悲惨ですね。 勿論、このまま発芽を待つ事もできるのですが、ビニールハウスはキュウリの定植... 続きをみる

  • キュウリの断根片葉切断接ぎについて。

    今回取り上げるのは、近年ウリ科野菜で増えているであろう、断根片葉切断接ぎについてです。 この方法は、接いだ後の管理が断根挿し接ぎと同様なのですが、(一般的に)より作業スピードが早く、シンプルな作業内容な為、ロボット接木にも適性がある。 専用チューブの普及もあり、パート等の教育も容易で作業者による品... 続きをみる

  • トマト、第一陣は誘引完了、第二陣も育苗後半に。

    昨日、途中までやったトマト(TY秀福/カネコ種苗)の誘引を完了しました。 これで保温用のトンネルも無くなったので、4月〜5月アタマくらいで遅霜があったらロウソクで対応するしかないですね。 とりあえず、脇芽取りなどの細かい手入れは明日以降にして…。 今日は第二陣トマト(豊作祈願1102/トキタ種苗)... 続きをみる

  • キュウリの呼び接ぎ、自宅定植分。

    遅くなりましたが、昨日(4/22)、自宅定植分のキュウリ(クラージュ2/ときわ硏究場)を接木したので記事にします。 筆者は売苗用のキュウリは生産効率重視で断根挿し接ぎを多用しますが、自宅定植分は生育スピードを重視し、多少手間が掛かっても極力呼び接ぎで仕上げるようにしているのです。 台木は…、いつも... 続きをみる

  • 図解: ナス科野菜の「穂木が脱落し難い!」割り接ぎ。

    今回は少々古い画像(2022年?2021年?)になりますが、ナス科野菜の割り接ぎについて解説したいと思います。 筆者の場合、一般的な割り接ぎは穂木の脱落(台木から抜け落ちる)が多いのが悩みで、一時期チューブに頼った事もあるのですが、穂木と台木を呼び接ぎの接合部に近づくように成形する事で解決しました... 続きをみる

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  • トマトの呼び接ぎ、2024年の失敗について。

    以前、トマトの呼び接ぎについて追加の記事を書く事にしていたのですが、その内容は「2024年の失敗について」です。 勿論、活着率は100%だったので、失敗と言うのは苗質の部分になります。 筆者はここ5年くらい、トマトには呼び接ぎを採用していますが、今年になって欠点も多く見えてきたし、来年以降続けてい... 続きをみる

  • キュウリ苗の二次育苗開始、今回は鉢上げ。

    4月7日接木(断根挿し接ぎ)分の苗が活着→本葉展開になったので、鉢上げする事にしました。 この方法は呼び接ぎと違い、やや活着率が落ちる傾向があり、今回も3株死亡しました。 まぁ、台木に対して穂木が太かったので、穂木の脱落もあり、残りは接合部の接触不良かと思います。 活着分は、しっかり発根しています... 続きをみる

  • カボチャの種を蒔く。

    4月も折り返し、丁度真ん中(15日)なので、カボチャの種を蒔く事にしました。 と言っても、自家消費用なので少量ですね。 現在、筆者が推しているカボチャ品種は「くり将軍(トキタ種苗)」です。 小袋で買うと、種が少々お高いのですが、価格相応の激ウマ品種です。 そして、2024年は「こふき(ナント種苗)... 続きをみる

  • キュウリ苗の接木(断根挿し接ぎ)、追加。

    本日も(売り苗用の)キュウリを接木していきます。 前回の台木を生かしておいた分もあり、胚軸が細すぎて〜と言う問題は無かったので、全て断根挿し接ぎで対処しました。 この方法はクリップやチューブのような支持具も要らず、作業自体も早いので、ホームセンターの量産苗でもお馴染みです。 では、やり方をザックリ... 続きをみる

  • カボチャ前作用ブロッコリー、鉢上げ。

    4月は急激に忙しくなるので、筆者の場合、自宅から離れた露路圃場の準備が後手に回っていまず。 それにより、差し迫った問題として、ブロッコリー苗の定植が遅れる事になり、老化対策が必要でした。 このブロッコリーは、耐暑性のある 翠麟(トキタ種苗) と言う品種で、高温期に向かう作型にも適しているようです。... 続きをみる

  • 2024年、最初のキュウリを接木。

    売苗用のキュウリですが、本日晴れだったので急遽接木しました。 品種はときわ硏究場で、穂木はアドミラル、台木はGT-2です。 当初は断根挿し接ぎの予定で、台木を2日早く蒔いているのですが、発芽が揃わなかった事もあり、接木のタイミングが難しかったです。 胚軸が細い台木は、仕方なく断根片葉切断接ぎで妥協... 続きをみる

  • トマト接木、リサイクル台木を利用。

    2月播種分のトマト(TY秀福/カネコ種苗)の生育遅れ分(最終)を接木しました。 最初の接木の際、切り落とした台木(強健)の上部を挿木し、発根させた物に接いでいます。 台木は本葉の付け根を利用していますね。 この方法は高接木を行う際にも使えます。 さて、TY秀福の接木はひと段落しました。 若苗定植型... 続きをみる

  • トマトの接木: 穂木胚軸の切り離し。

    本日はトマト(TY秀福/カネコ種苗)の穂木胚軸の切り離しを行いました。 と言っても、生育が揃わず、接木した日がバラバラなので、最初に接いだ30株のみですが。 呼び接ぎの場合、筆者は8日目で穂木胚軸(接合部より下)をペンチで潰します。 胚軸を潰し、栄養と水分の吸収を自根→台木へと切り替えるように促し... 続きをみる

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  • 続・4月への準備、進行中。

    4月への準備は着々と続いています。 主に育苗ですね…。 まず、4月定植の先陣はこの2品目でしょう。 左) ミニ白菜、舞の海(トキタ種苗)。 右) ブロッコリー、おはよう(サカタのタネ)。 いずれも、種が余っていたから蒔いた感じ。 白菜はまだ余っているので、キュウリ裏作で再挑戦する予定。 現在育苗中... 続きをみる

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  • トマト育苗、生育の早い個体を接木。

    数日前、トマト(TY秀福 / カネコ種苗)の生育がバラついている事を記事にしました。 その後、接木のタイミングで迷っていたのですが、本日(3/16)生育の早い個体を30株程接木しました。 トマトの接木方法は複数ありますが、筆者は5年くらい前から「呼び接ぎ」を採用しています。 呼び接ぎは、台木、穂木... 続きをみる

  • トマト育苗、TY秀福の経過。

    2024年のトマトは、生育がかなりバラついております。 それも台木、穂木、両方なのですよ。 原因は覆土の厚さ、灌水量、地温、種、複数考えられますが、筆者としては原因究明に時間と労力を割くより、今後どうするか?を考える方がラクですね。 実は昨年(2023年)だと、ちょうど今日、接木を行っているのです... 続きをみる

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  • 2月獲りチンゲンサイ終了、次作準備。

    2023年定植分チンゲンサイ、冬大賞(武蔵野種苗園)の収穫は終わりました。 本日は黒マルチを剥がし(←再利用予定)、畝を乾かした上で、残ったチンゲンサイの根を取り除きます(土を落とす都合上乾かす必要がある)。 収穫終盤は細かい個体が多く(30g未満/株)、大株でも葉に(落ちない)汚れや、焼け(?)... 続きをみる

  • トマト育苗、発芽が揃った感じ。

    今回の記事は育苗中のトマトです。 2月4日に台木(強健/カネコ種苗)、2月5日に穂木(TY秀福/カネコ種苗)を蒔いたのですが、やっと発芽が揃った感じです。 しかしながら台木の発芽率が悪く、穂木に対して不足する事が確実です。 昨年も同様だったのですが、解決策があるので大丈夫です。 ちなみに、穂木の何... 続きをみる

  • トマトの育苗開始、TY秀福 × 強健。

    2024年のトマトは例年よりも1ヶ月くらい遅いスタートになりました。 2月4日、丁度飼い猫の誕生日でもあり、立春でもあるので、タイミング的に今日かな…と。 2024年のトマトは、昨年に続きカネコ種苗のTY秀福がメインです。 水分要求の多い品種であり、地下水位の高い筆者の圃場にも合っていると思います... 続きをみる

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  • 育苗準備の為、温床を設置。

    2024年も、春野菜の育苗の時期がやってきました。 勿論、宮城県の1〜3月は夜間氷点下になる事も珍しくないし、野菜を発芽→生育させるには温床が必要になるのです。 今回の記事は、その温床の設置の様子。 大規模な育苗が必要な現場では、温床線を使用する大掛かりな物になりますが、筆者の場合は家庭菜園でもお... 続きをみる