小型ビニールハウスで農業実験するブログ。

小型ビニールハウスによる「小さな農業」を応援すべく、農業資材や野菜品種を試して情報発信します。

2024年4月のブログ記事

  • キュウリ品種: アドミラルとクラージュ2の違いについて。

    4月も残すところ1日、筆者もキュウリ苗の販売を開始しました。 2024年は前年の残りの「アドミラル」、露地の家庭菜園層に的を絞った「なついろ」、自宅定植用の「クラージュ2」の3品種を作っています。 クラージュ2は定植して残った分を販売する予定です。 先述の3種は、ときわ硏究場の品種なので、ホームセ... 続きをみる

  • キュウリの断根片葉切断接ぎについて。

    今回取り上げるのは、近年ウリ科野菜で増えているであろう、断根片葉切断接ぎについてです。 この方法は、接いだ後の管理が断根挿し接ぎと同様なのですが、(一般的に)より作業スピードが早く、シンプルな作業内容な為、ロボット接木にも適性がある。 専用チューブの普及もあり、パート等の教育も容易で作業者による品... 続きをみる

  • サツマイモ畑、臨戦態勢に。

    4月も終わりに近づいてきました。 キュウリの定植準備、トマト(夏秋 / 第2陣)の定植・誘引準備、苗販売の本格化…など、やる事は山ほどあるのですが、その中でもサツマイモ畑の準備は優先順位が高いのです。 ほとんどの作物の苗を自家生産する筆者ですが、サツマイモは唯一と言うべき例外であり、毎年切り苗を購... 続きをみる

  • トマト、第一陣は誘引完了、第二陣も育苗後半に。

    昨日、途中までやったトマト(TY秀福/カネコ種苗)の誘引を完了しました。 これで保温用のトンネルも無くなったので、4月〜5月アタマくらいで遅霜があったらロウソクで対応するしかないですね。 とりあえず、脇芽取りなどの細かい手入れは明日以降にして…。 今日は第二陣トマト(豊作祈願1102/トキタ種苗)... 続きをみる

  • キュウリの呼び接ぎ、自宅定植分。

    遅くなりましたが、昨日(4/22)、自宅定植分のキュウリ(クラージュ2/ときわ硏究場)を接木したので記事にします。 筆者は売苗用のキュウリは生産効率重視で断根挿し接ぎを多用しますが、自宅定植分は生育スピードを重視し、多少手間が掛かっても極力呼び接ぎで仕上げるようにしているのです。 台木は…、いつも... 続きをみる

  • トマト(TY秀福)の誘引開始。

    定植後、しばらくトンネルで管理していたトマト(TY秀福/カネコ種苗)の生育が進み、倒伏するようになったので誘引を開始しました。 実は、2024年から試してみたい資材があったので、早速実戦投入します。 それがプラスチック製のトマトフック! 誘引用の紐を長めに巻いておき、茎の伸長に合わせて紐を繰り出せ... 続きをみる

  • 図解: ナス科野菜の「穂木が脱落し難い!」割り接ぎ。

    今回は少々古い画像(2022年?2021年?)になりますが、ナス科野菜の割り接ぎについて解説したいと思います。 筆者の場合、一般的な割り接ぎは穂木の脱落(台木から抜け落ちる)が多いのが悩みで、一時期チューブに頼った事もあるのですが、穂木と台木を呼び接ぎの接合部に近づくように成形する事で解決しました... 続きをみる

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  • トマトの呼び接ぎ、2024年の失敗について。

    以前、トマトの呼び接ぎについて追加の記事を書く事にしていたのですが、その内容は「2024年の失敗について」です。 勿論、活着率は100%だったので、失敗と言うのは苗質の部分になります。 筆者はここ5年くらい、トマトには呼び接ぎを採用していますが、今年になって欠点も多く見えてきたし、来年以降続けてい... 続きをみる

  • キュウリ苗の二次育苗開始、今回は鉢上げ。

    4月7日接木(断根挿し接ぎ)分の苗が活着→本葉展開になったので、鉢上げする事にしました。 この方法は呼び接ぎと違い、やや活着率が落ちる傾向があり、今回も3株死亡しました。 まぁ、台木に対して穂木が太かったので、穂木の脱落もあり、残りは接合部の接触不良かと思います。 活着分は、しっかり発根しています... 続きをみる

  • ブロッコリー「翠麟」定植。

    キュウリの接木がひと段落したので、この機会にブロッコリー(翠麟/トキタ種苗)を定植しました。 この品種は窒素過多で茎に穴が開きやすいので、基肥は抑え気味にしています。 72穴セルトレイ→6cmポットに鉢上げして時間を稼いでいたのですが、これくらい根が張ってくると年貢のの納め時です。 ちなみに定植場... 続きをみる

  • トマト「TY秀福」が開花。

    トマトのTY秀福(カネコ種苗)が開花し、本来なら誘引しても良いサイズになりました。 しかし、来週も気温が下がる予想なので、もう少しトンネルで保温しようと思っています。 TY秀福は若苗定植型の品種なので、開花前に定植していますが、定植→活着後はガンガン生育し、ついに花が咲いてきました。 こうなると、... 続きをみる

  • カボチャの種を蒔く。

    4月も折り返し、丁度真ん中(15日)なので、カボチャの種を蒔く事にしました。 と言っても、自家消費用なので少量ですね。 現在、筆者が推しているカボチャ品種は「くり将軍(トキタ種苗)」です。 小袋で買うと、種が少々お高いのですが、価格相応の激ウマ品種です。 そして、2024年は「こふき(ナント種苗)... 続きをみる

  • キュウリ苗の接木(断根挿し接ぎ)、追加。

    本日も(売り苗用の)キュウリを接木していきます。 前回の台木を生かしておいた分もあり、胚軸が細すぎて〜と言う問題は無かったので、全て断根挿し接ぎで対処しました。 この方法はクリップやチューブのような支持具も要らず、作業自体も早いので、ホームセンターの量産苗でもお馴染みです。 では、やり方をザックリ... 続きをみる

  • 初夏獲りブロッコリー定植、プランター栽培。

    4月9~10日の寒い朝が過ぎたので、定植適期になっていたブロッコリーをプランターに植えました。 品種は、おはよう(サカタのタネ)で、おそらく国内の営利栽培で最も使用率が高いと思われます。 ブロッコリー 種 【 おはよう 】 2000粒 ( 種 野菜 野菜種子 野菜種 ) 楽天で購入 おはようはプロ... 続きをみる

  • カボチャ前作用ブロッコリー、鉢上げ。

    4月は急激に忙しくなるので、筆者の場合、自宅から離れた露路圃場の準備が後手に回っていまず。 それにより、差し迫った問題として、ブロッコリー苗の定植が遅れる事になり、老化対策が必要でした。 このブロッコリーは、耐暑性のある 翠麟(トキタ種苗) と言う品種で、高温期に向かう作型にも適しているようです。... 続きをみる

  • トマトの保温、トンネル被膜+ロウソク。

    宮城県北部の場合、無加温半促成トマトは3月下旬〜4月に定植する人が多いと思います。 筆者も(苗の成長が早くて)温床で管理できなくなった個体を4月7日に定植していますが、まだまだ冷え込みが厳しい日が何度かあるでしょう。 実際、4月9日夜〜10日朝にかけて、最低気温0.7度でした。 筆者はそのような状... 続きをみる

  • キュウリ前作、春チンゲンサイを収穫

    キュウリ前作のチンゲンサイがついに収穫開始です。 品種は武蔵野種苗園の「冬大賞」で、1月31日播種→4月中に収穫を終える予定です。 たね 武蔵野種苗園 チンゲンサイ 冬大賞(ふゆたいしょう) 小袋 楽天で購入 冬大賞は3月以降の播種が推奨されていないので、これからの次期は粋醐味の方に切り替える必要... 続きをみる

  • トマト、宇部エクシモ「ダンポール」でトンネルを設置。

    トマトを一部定植し、ここ数日0〜1度が予想されるので、トンネル被膜する事にしました。 筆者はチンゲンサイや育苗用の温床トンネルでダイソーのトンネル支柱を愛用していますが、トマトとブロッコリー(冬)の場合は高さが足りません。 そこで頼りになるのが宇部エクシモのダンポールなのです。 ダンポールはグラス... 続きをみる

  • 2024年、最初のキュウリを接木。

    売苗用のキュウリですが、本日晴れだったので急遽接木しました。 品種はときわ硏究場で、穂木はアドミラル、台木はGT-2です。 当初は断根挿し接ぎの予定で、台木を2日早く蒔いているのですが、発芽が揃わなかった事もあり、接木のタイミングが難しかったです。 胚軸が細い台木は、仕方なく断根片葉切断接ぎで妥協... 続きをみる

  • トマトを一部定植、灌水チューブも紹介!

    最初に接木したトマト苗の背丈が伸び、温床トンネルでの管理が限界に達した個体30株を定植しました。 4月6日の朝まで気温が低いそうだったので、本日の日中に定植。 ちなみに、4月10日、11日の朝も寒いらしいので、残りの個体は11日の日中に定植予定です。 本日定植分も、地上部の生育に比べ、根の発達が不... 続きをみる

  • トマト定植準備、小型ビニールハウスの起耕。

    育苗中のトマトが温床トンネルに頭をぶつけるようになり、そろそろ限界なので定植準備です。 まず、ハウス内を起耕するのですが、今回久々に投入する資材が「カキガラ石灰」です。 科学的な根拠はないようですが、食味が良くなるらしい…。 まぁ、オカルトっぽくても実害はないだろうから、選択肢としては有りかな、と... 続きをみる

  • カボチャ前作、ミニ白菜を定植。

    カボチャの前作用に育苗していたミニ白菜(舞の海/トキタ種苗)ですが、適期になったので定植しました。 株間25cm × 条間30cm、昨年のキュウリのマルチを再利用した部分は株間30cmで定植。 また、定植時にはモスピラン粒剤(0.5g/株)とガードベイトAを処理。 モスピラン粒剤 1kg 楽天で購... 続きをみる

  • 4月開始、馬鈴薯の準備開始。

    4月になったので、そろそろ馬鈴薯の種芋を干す事にしました。 その前に、他の野菜で使うプランターを増強します。 そして、このプランターの上に箱を置き、種芋を並べていきます。 こちらは、ピルカ(5kg)、煮崩れしにくいタイプの芋です。 芽が浅いので、乱雑に扱うと簡単に取れてしまいます。 皮剥きはラクな... 続きをみる

  • トマト苗の定植が近いので、白菜を撤去する。

    4月に入り、トマトの定植が近づいてきました。 ここ数年は4月4日〜12日くらいの間で定植している事が多いようです。 育苗中のトマト苗(TY秀福/カネコ種苗)は若苗定植推奨品種なので、もう一週間くらいの間に定植したいところではあります。 ただ、土曜日(4月6日)は仙台で最低気温2度の予報、当地方は確... 続きをみる