小型ビニールハウスで農業実験するブログ。

小型ビニールハウスによる「小さな農業」を応援すべく、農業資材や野菜品種を試して情報発信します。

ミニ白菜が結球開始、液肥で追い上げる。

昨年11月播種、今年の1月定植のミニ白菜(舞の海/トキタ種苗)ですが、結球開始期に入ったようです。



娃々菜(わわさい/トキタ種苗)タイニーシュシュ(サカタのタネ)であれば、もうすぐ収穫しても良い感じだと思うのですが、舞の海は1kg前後を狙うので、あと1ヶ月近くかかるかも。
また、3条植え(株間25cm × 条間25cm)に加え、マルチ栽培の固形肥料+土寄せが厳しい為、追肥は必然的に「液肥で追い上げる」方法になります。



筆者が現在使用している液肥は2種類。
ハイポネックス原液は、ウクライナ戦争開始直後、肥料価格が急速に上がり始めた際、「値上がり前に!」とホームセンターでまとめ買いした在庫がまだあります。
もう一つは亜リン酸を含む液肥で、主に2023年のキュウリから使用しています。


亜リン酸肥料は通常のリン酸に比べ、葉面などから吸収されやすく、作物体内での移行が速い、土壌に吸着されにくい、と言った特徴があるようです。
ネギの栽培で使用事例が多いイメージですが、白菜やキャベツの場合は結球不良の改善や苗質向上の効果が期待できる、との事。
一方で、濃度障害が出やすい、多用すると逆に効果が無い…、等の注意点もあり、一般的な肥料より扱いがシビアな印象を受ける。


このトミーネクサス046(片倉コープアグリ)は最寄りのJAから購入したのですが、担当職員からは「全量切り替える事はせず、慣行の肥料と半々くらいの使用割合に留める」といった旨の説明がありました。
そこで、先述のハイポネックス原液と交互、もしくは3回に1回の割合で使用しています。
ミニ白菜への使用は初めてなので、経過に興味がありますね。



3月に入ったのですが、2月の一時期から一転、最近夜間は氷点下まで冷え込みます。
依然として、夕方〜朝はトンネル被膜を継続しています。
まぁ、露路で外葉結束するよりはラクで良いです。