小型ビニールハウスで農業実験するブログ。

小型ビニールハウスによる「小さな農業」を応援すべく、農業資材や野菜品種を試して情報発信します。

ブロッコリー(初夏獲り用)を播種。

2024年の農業関連の大きな話題として、ブロッコリーの指定野菜への追加(2026年〜)が決定された事が挙げられるでしょう。

しかしながら、当地域での関心は薄いようで、「指定野菜になっても補償とか受けられるのは大産地だけだろ?」、「俺らは何も変わらん」みたいな反応でしたね。


でも、考えてみて下さい。

指定野菜になる、と言う事は、ブロッコリーが国民生活に欠かせない程、生産量と消費量が伸びた訳です。

消費者も健康志向でブロッコリーに注目しており、今後も確実に需要が見込める為、積極的に取り組みたいですね。




さて、3月のこの時期に播種と言う事は、6月の初夏獲り…、筆者は2年ぶりの作型になります。

この高温期に向かう作型は、病害虫の被害や高温障害との戦いでもあるのです。

今回、この難しい作型を託す品種はトキタ種苗の翠麟で、耐暑性のある早生品種です。

ブロッコリーに関しては、サカタのタネが世界シェア/国内シェア共に圧倒的で、当地方でも「おはよう」、「ピクセル」あたりは多い印象です。

筆者がトキタ種苗のブロッコリーを使うのは、好奇心や皆と同じ事をするのが退屈である、と言う理由からですね。


それでは、2024年の新しい試みですが…。

同じ圃場でカボチャとブロッコリーを同時進行する事です。

カボチャは場所を取る野菜ですが、つるが十分伸びるまで、空いているスペースが勿体無いと思ったのです。

そこにブロッコリーを植えておき、カボチャのつるが地面を埋め尽くす前にブロッコリーを収穫したいのです。

その為、側花蕾は狙わず、早生品種で短期決戦を狙いますよ。