小型ビニールハウスで農業実験するブログ。

小型ビニールハウスによる「小さな農業」を応援すべく、農業資材や野菜品種を試して情報発信します。

小型ビニールハウス内の起耕。

来年(2024年)のトマトを作付け予定のビニールハウスです。

内部の誘引準備も終わったので、さっそく起耕しました。



この圃場は元々粘土質+石が多い事もあり、土壌改良目的でバーク堆肥や砂を繰り返し投入した経緯があります。

それこそ、除去した石(大きい物も含め)の分を補填するようなイメージでバーク堆肥を投入し続けた為、ここ2年くらい(変な)キノコが発生するようになりました。


また、後方の山側から水が流れ込むのか、特にハウス後方左側が大雨の度に冠水するようになり、キュウリが湿害で枯死する事もありました。

粘土質故に水がなかなか抜けず、該当箇所はまともに作付けできない事態になったので、2023年春に意を決して排水対策を行いました。



方法は定番の暗渠パイプで、山側を取り囲むように配置し、2棟の小型ビニールハウスの間にもう1本配置(T字連結)。

確実性を求める為、予算は掛かっても業者に施工を依頼しました。

丁度、採石の敷いてあるラインが暗渠パイプの位置ですね。



起耕終了。

今回は堆肥類の投入は無し、石を除去した分を20kg程度の砂で補填する程度に留めました。

問題のハウス後方左の部分は、依然としてゴロ土気味になりやすいですが、暗渠パイプ施工前に比べると大幅な改善を実感できます。

育苗を開始すらしていないトマトは勿論、前作の白菜やチンゲンサイの定植にも時間があるので、もう少し乾かした上で再度起耕してみようと思います。


それにしても、写真に写っているクボタの管理機(4.3馬力くらいで現在生産されていない機種?)、祖父存命の頃から使っているので10年以上経つのかな…。

機能はシンプルですが、よく頑張ってくれています(感謝)。