小型ビニールハウスで農業実験するブログ。

小型ビニールハウスによる「小さな農業」を応援すべく、農業資材や野菜品種を試して情報発信します。

1月収穫用キャベツの失敗。

今回の記事は少し残念な内容です。
(前年の)8月下旬播種→9月定植で、1月収穫予定だったキャベツの失敗が確定しました。

まぁ、原因は分かっているので、来年同じ事を繰り返さなければ良いだけですが。


この作型のキャベツは例年だと、自宅横のビニールハウスで栽培しているのですが、2023年はビニールの張り替えを行う為、仕方なく条件の悪い圃場で作らざるを得なかったのです。

とにかく、冬は日当たりが悪く寒い為、夏秋トマトの後はチンゲンサイを定植して11月中に収穫するか、ちぢみほうれん草くらいしか使い道がありません。


  • 主骨 : 22φ パイプハウス
  • 間口 : 3.6m (2間)
  • 奥行 : 7.2m (4間) 
  • 軒高 : 2.8m (肩高1.7m)
  • ドア : 1000 × 1800片開き(表のみ) 
  • 換気装備 : 両サイド巻き上げ、ツマカンあみーご(裏)
  • 被膜(裾を除く) : 健野果 蒼天(0.1mm厚)


このビニールハウスは筆者宅から離れた場所(母親の実家/空き家)にあり、祖父存命の頃に立てられたモノです。



長年の酷使や経年劣化によって、痛んでいる箇所も少なからずありますが、まだまだ現役です。

そして、栽培中のキャベツ…。

サカタのタネの「冬藍」と言う品種で、ある程度低温でも肥大が期待できる秋冬獲り向けのキャベツですね。

一応、パオパオのベタ掛けで保温しているのですが、どれほど効果があったのか不明。



2023年の11月は外葉も大きく、例年通りのキャベツが収穫できるかな?、と楽観的に構えていたのですが。



まともに結球していない。

1月でこの状態だと、結球しても200〜300g程度にしかならない気がする。

それ以前にトウ立ちして収穫ゼロもあり得る。

やはり、悪条件の圃場は厳しい…。


このハウスは毎年、冬の活用が難しく悩みの種になっていますが、もう考えるのが面倒なので、ちぢみほうれん草の放置プレイにしようと思います。

冬のキャベツと言えど、週1回は灌水が必要だし、その点ちぢみほうれん草なら収穫だけで良い…。