小型ビニールハウスで農業実験するブログ。

小型ビニールハウスによる「小さな農業」を応援すべく、農業資材や野菜品種を試して情報発信します。

馬鈴薯、種芋を調達。

もうすぐ立春です。

春野菜の準備を進めています。

本日調達したのは、馬鈴薯の種芋です。



筆者の場合、馬鈴薯は自家消費用なので、まともに収穫できれば種芋は合計10kgで十分なくらいでしょう。

2024年の品種はキタカムイ、ピルカ、で各5kgずつ購入。

昨年まで少量栽培していたベニアカリは種芋の取り扱いが無かったので、その分は代替としてカボチャを作付けする事にします。


当地方では大多数がキタアカリ、他は男爵、メークインを栽培しており、この3品種は比較的安価に入手できます。

ただ、筆者は10年以上作っていないですね。


キタカムイは特に食味に優れた品種で、(牛肉など入れずに)芋単体でコロッケを作成しても美味い。

芯まで火が通りやすいのですが、キタアカリほど崩れないので、加工適正の広い品種でもあります。

とうやを親に持つ為、ジャガイモシストセンチュウにも抵抗性がありますが、そうか病がバリバリに出やすい弱点がある。

少し疫病にも弱い気がするし、初期生育が良い反面茎が倒れやすいですが、十分な薬剤防除と控えめの肥培管理で対処しようと思います。


ピルカは比較的新しい品種で、筆者は2023年からの導入。

収量も並み以上で、芽が浅く、皮が剥きやすいと感じました。

ジャガイモシストセンチュウに抵抗性があり、発芽揃いや初期生育の早さでキタアカリに劣るものの、栽培しやすい品種だと思いました。

形状はメークインに近いですが、食感は十勝こがねに最も似ています。

こちらはフライドポテト等の揚げ用途に向きそうだし、おでんのような水煮適正も高いと思われます。


さて、馬鈴薯の作付けはもう少し先ですが、JAでも種芋の配達が始まっており、ホームセンター各社も店頭で目立つようになりました。

早めに確保するのが、精神衛生上よろしいと思います。

馬鈴薯の栽培に関しては、周囲少し異なるスタイルなので、今後手法を公開するのが楽しみです。