小型ビニールハウスで農業実験するブログ。

小型ビニールハウスによる「小さな農業」を応援すべく、農業資材や野菜品種を試して情報発信します。

アブラムシと戦う農薬、現在の主力は?

2024年がこれまでと違うのは、アブラムシが原因で出荷できない個体が無かった事。

筆者は毎年、冬でもアブラムシに悩まされており、今回は薬剤防除を重点的に行なった結果、完封するに至ったのでしょう。



2024年から導入したのが、写真のトランスフォームフロアブル。

成分のスルホキサフロルは、作用だけ見るとネオニコチノイドと酷似しているように思え、ネオニコが効かないアブラムシに使う意味があるのか疑問でした。

しかし、JAで合った業社の方は「別系統の剤であり、ネオニコと交差耐性は認められていない」との説明だったので、期待して購入しました。

周囲でもアブラムシの基幹防除剤的な見方をする人も増えており、筆者もそろそろ新しい剤に手を出す時が来たようです。


今回のチンゲンサイや白菜の状態を見るに、この剤は効いていると思います。

特にチンゲンサイは登録農薬が少なく、ウララDFのみで防ぎ切るには心許なかったので、トランスフォームは救世主的ですね。


また、この剤は作物登録が比較的多いので、家庭菜園にもオススメです。

ただし、効果があるから…、と連用しないように注意し、他系統の剤とローテーションを組む事は必須でしょうね。