小型ビニールハウスで農業実験するブログ。

現状では自身の農業実験を記録→公開するに留まり、結果として一方的に発信するだけのブログになっている。

高温期で際立つ、トマト「TY秀福」の実力。

べるくろてーぷ改良型

トマトは6月が最も美味い、周囲の消費者から、そんな声を良く耳にします。

当地方で事例の多い、1〜2月播種の無加温半促成のトマトは、6月に1〜2段目の高品質果が収穫され、直売のトマト売り場は激戦区となります。


しかし、この作型のトマトは8月に入ると割れまくり、お盆過ぎには着色も鈍って良果が獲れなくなる…。

そこで、筆者が改めてその実力を痛感したのが、TY秀福(カネコ種苗)です。




梅雨の長雨時にいくらか裂果があったものの、梅雨明け以降は裂果皆無

樹でここまで赤くしても割れないのです。

確かに、6月に比べると樹になっている時間が短いので、味は落ちる…。

しかし、並の品種ではここまで赤くすると割れるので、大抵の人は「ピンクっぽくなったくらいで収穫」しているとの事。

なので、食味では樹でガッツリ赤くして収穫できるTY秀福の方が有利だと思っています。

実際、個人販売のお客さんからも、「スーパーのトマトより味が濃い」とか、滑らかな食感を評価する感想も多い。

これまで数多くのトマト品種を作ったけど、TY秀福ほど「良食味と対裂果性を併せ持った品種」は、そう多くないと思いますね。




まぁ、1〜2段目を欲張って着果→肥大させ、7、8、9、10段あたりは小玉傾向な上に着果数も減っていますが、このトマトはまだ獲れる。

元々水分要求が多い品種と言う事もあり、灌水多めなのもあって尻腐れも殆ど出ない。

収量で勝負する品種だとは思わないけど、可販品率は過去に作った品種でも群を抜いております…。


カネコ種苗さん、こんな凄い品種を作ってくれてありがとう(感謝。

このトマトには、9月の、ブロッコリー定植のギリギリまで、まだまだ稼いでもらいますよ。