小型ビニールハウスで農業実験するブログ。

現状では自身の農業実験を記録→公開するに留まり、結果として一方的に発信するだけのブログになっている。

ほうれん草「雪美菜02」、経過。

10月も最終日なので、現時点でのほうれん草の経過を記録しようと思います。

まず、プランターの「雪美菜02(雪印種苗)」の方から。




発芽不良や野良猫被害による欠株分は追加で種を突っ込み、とりあえず補填はできた感じ。

最初の発芽分は本葉も展開しています。

混み合って来たので、そろそろ間引きしないといけません。


そして、雪美菜02の種は余った分を、露地にも突っ込んでおり…。




発芽はしているものの、ほうれん草と雑草の区別が付かないような有様です。

まぁ、除草剤を使っていないと、こうなりますな…。


ほうれん草、特に露地のマルチ無しの場合、ラッソー乳剤やアージラン液剤と言った「抑草タイプ」の除草剤を使うのが一般的です。

しかし、筆者宅では昔から除草剤(非選択型・抑草型を問わず)を使用した事がありません。

確かに、「農業は草との戦い」と語る人も多いように、「抑草タイプなら…」と安易に除草剤に頼りたい気持ちも理解できる。

ただ、殺虫剤や殺菌剤と違い、攻撃対象=植物の除草剤を畑に撒く事は、家族全員が反対しているのですね。


最後に、筆者は非選択型の除草剤に対しては強い恐怖感・嫌悪感があり、今でもパラコート剤のような致命的な毒性を持つ剤が流通している事が疑問(早急な廃止を願う)です。

また、モンサント(現在はバイエルが買収)の企業イメージは最悪レベルであり、グリホサート剤も絶対に使いたくない農薬の1つです。


残念ながら、グリホサート剤(ラウンドアップ等)に関してはドリフトや地下水の汚染等の影響もあり、自分で使わなくても残留農薬として検出される可能性が高いです。

消費者の目線の話しだと、輸入小麦の大部分が米国産/カナダ産(遺伝子組み換え+プレハーベスト)と考えると、食品からのグリホサート摂取を避ける事は実質不可能でしょう。


我々は除草剤から逃れる事ができない。

頭で分かっていても、除草剤の使用を拒み、効率の悪い栽培方法を続ける筆者は正真正銘のバカなのかもしれない。